
前回のブログ “continued,continuing,continuous,continual 何が違うの?” まで、約1週間かけて読売新聞の記者さんの南アフリカ旅行記を読んできました。
自然はもちろんこと、グルメも超魅力的!
でも、社会的に抱える問題も多く、人種隔離政策・アパルトヘイトの影響は完全には無くなっていないんですね
そんな記事を読んでいたら、以前見たある映画を思い出しました。
人種隔離政策がまだとられていた1970年代、諸外国からの制裁で、外国からの情報があまり入って来ない南アフリカで、どういう訳かアメリカのシンガーソングライター・ロドリゲス(通称シュガーマン)の曲が爆発的にヒットします。
アパルトヘイト政策への抗議活動と結びつき、彼は国民誰もが知るアーティストになります。
時は流れ現代、ケープタウンのとあるレコード店の店主は、ふとしたことでローリングストーンズより人気のあったあのシュガーマンが、母国アメリカでは全く誰にも知られていない無名のアーティストだったことを知ります。
シュガーマンについて調べ始めると、様々な噂が...
中には、自殺したという話まで。
どのような最期を迎えたのか?
そして、そもそもシュガーマンとは何者だったのか?
彼のシュガーマン探しの旅が始まります。
実話を元に、というか、ほぼほぼドキュメンタリー、
先が気になる、あっという間に時間が過ぎた映画でした。
懐かしさもあり予告編を見ていると、
そこに今日の勉強がありました。
開始から1:06辺り、
何度も聴いていると、こう聞こえてきました
“And the best part was still to come.”
字幕には、こうあります。
「そして、想像を超える展開が待っていた」
勿論、意訳されているでしょうが、私が気になったのは、
was still to come
私の知る不定詞を使ったこの様な表現は、
My dream is to become a pilot.
「夢はパイロットになることだ」
同じように訳しても
「ベストのパートは、まだ来ることだった」?
無茶苦茶たどたどしい日本語ができてしまいます。
では調べましょうか
to do ~ 「この先~する、~することに向かって」
前置詞の”to” の持っている「向かっている」イメージが、
不定詞になっても生き残っている模様です
例えば、
My dream is to become a pilot.
「(この先)パイロットになること」
Jack decided to move out of the city.
「街を(これから)出ていくこと」
Mary went to Paris to study music.
「音楽を勉強するのに向かって」⇒「勉強するために」
で、今回のパターンは
The actor is in a tough situation.
「その役者は、厳しい状況にある、いる」
と同じように考えて、
The actor is to come to this city next week.
「その役者はこの街にこれからやって来るという状態にいる」⇒「やって来る予定、やって来るだろう」
こういう具合に考えることができるようです。
つまり、
be to do~ は、主語の「予定、義務」や「~するつもり」といった「意志」
The best part was still to come.
「最高の部分はまだそれからやって来る状態だった」
直訳はこんな感じですかね
調べていたら、同じ意味で使われる常套句がありました。
The best is yet to come.
「最高なことはこれからやって来る」「お楽しみはこれから」
何だかカッコいいセリフですね。
以上で、南アフリカ旅行記に関するものは今日でおしまいです。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
明日からまた新しいもので勉強していきますね!
The best is yet to come.
See you.