昨日のブログ “outperform:大道芸とは関係ないみたい” では、マクドナルドの次の四半期に向けた戦略が話に出てきました。

では今日も The Japan News/The Washington Post ・“Did Mcdonald’s Price Itself out of a Segment It Dominated for Decades?” を読んで行きます。

ある経済アナリストによると、依然マクドナルドは “消費者に寄り添ったブランド” であることに変わりはありませんが、消費者が求めているものは少しずつ変化しているそうです。

そしてこのアナリストの見立てに今日の勉強がありました。

fast-food restaurants, in particular “may have outpriced a lot of their consumers, and now those consumers are finding value elsewhere.

なんと奇遇!
昨日の “outperform” に続いての “out-” シリーズ第二弾!

“outprice~” は「~より安く売る」という意味を勉強した記憶があります。
例えば、

Our company was outpriced by a competitor and lost our market share.
「ライバル企業がより安く提供し、我が社はシェアを失った」

でも同じように考えると
「消費者より安く提供する」となっちゃってトンチンカンな話に

では、調べましょう!

outprice~「~が手を出せないくらい値を上げる」

例えば
People who were outpriced due to inflation fled to neiboring countries.
「インフレで手が届かない程物価が上がり、人々は隣国に逃げた」

でも、
「~より安く売る」と「~が買えないくらい値上げする」じゃ全く正反対じゃないかい!
どういうこと?

昨日の”outperform”にヒントがある気がしました。
“outperform”は「相手を外に押し出すほどのパフォーマンスをする」⇒「~を凌ぐ」でした。

“outprice” も「値段の面で相手を凌ぎ締め出す」感じなのかな?
相手が競争相手なら「安く提供して締め出す」
相手が提供先なら「手が出せないくらい高く提供して締め出す」

つまり

outprice~「価格面で~を凌ぐ」

と、ざっくりなイメージで覚えておけばどっちにも対応できそうです。

改めて記事に戻ると、
「特にファストフードの値段は消費者が手を出しずらいくらいにまでなっているのかもしれない。そして消費者達は今ほかで価値を探している」

“outprice” いや~、なかなかの難問でした。


そして長らく読んできたこのお話も今日で最後になります。
ホント長かった!途中イヤになったこともあったけど頑張ってよかったです。
「消費者がどこで価値を見つけているのか?」
記事の残りはあと少しです
答えを求めて、是非皆さんも最後まで駆け抜けてください。

明日から新しい話で勉強していきます
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
See you tomorrow.

投稿者

らくだ

身の回りにある無料の素材にチョット寄り道。 そこで出逢った「知ってる単語の知らない意味」をTOEICや英会話に生かそうと日々奮闘中! らくだ君の気付きのブログです。

2件のコメント

  1. マクドナルドが「消費者に寄り添ったブランド」であり続けているというのは興味深いですね。しかし、消費者のニーズが変化しているという点には共感します。特に最近の健康志向や価格感覚の変化は無視できません。アナリストの見立てを参考に、マクドナルドがどのように対応していくのか気になります。具体的にどのような変化が求められているのでしょうか?「outprice」という言葉が難問だったとのことですが、これが価格戦略に関連しているのでしょうか?今後の展開が楽しみです。

    VK
    1. コメントありがとうございます。
      マクドナルドもメニューの改編など対策を取っているようですが、きっとこの先も環境は変わり続けるし、企業側もそれの応じた手を打っていくのでしょうね。
      valueをどこに見出すか、消費者とっても企業にとってもそれがキーになるとをこの記事に教えてもらったように思います。
      今後もよろしくお願いいたします。

      らくだ

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