昨日のブログ “cater:「ケータリング」の元となるこの単語の意味は?” で分かったこと、
それは「多くの外国人観光客、特に富裕層がもたらすのは、必ずしもいい事ばかりじゃない」
ということでした。
今日もThe Asahi Shimbun・“The ups and downs of luring rich tourists to less-known areas” にお世話になりつつ、
この問題をより深く読んでいけたらと思います。

では具体的にはどういう事なのか?
次の段落を読み進めると...

期待していた具体例より先に、
今日の”?”にぶち当たりました。

The Japan National Tourism Organization (JNTO) is pitching lesser-known regions to travel agencies that curate trips to Japan for deep-pocketed clients.

“deep-pocketed” 「深いポケットのお客」

なんか短編ミステリーのタイトルみたいですが、
いったいどんなお客さん?
「ま、ある意味ミステリーか」
そんなのはどうでもいいとして
調べますか

“deep-pocketed”「使えるお金がたくさんある、資金豊富な」

なるほど!
「深いポケット」には「いつでも使えるお金」がいっぱい入っているんですね。
確かに、ジーパンの前ポケットの内側にある「浅~いポイント」、
せいぜい100玉3枚くらいしかはいらないですもんね

そして調べていると、
“deep pockets” という名詞も発見しました。
意味はズバリ

「豊富な資金」

さらに、
“deep pockets” と並べて使われることの多い

“short arms” なるイディオムも発見!

こちらは、そのお金の入っているポケットに腕が届かない様子から、

「自分のお金を使おうとしないケチ」

Jack has deep pockets and short arms.
「ジャックはお金持ってるのにケチだ」
飲み会の会計が近づくとトイレに行って戻ってこない、あの感じですね

こちらの表現も合わせてどうぞ。

では、今日の訳
「政府観光局JNTOは富裕層を対象に日本旅行を斡旋する代理店に、知名度の低い地域を紹介している」

やっぱ、ポケットは大きいのに限りますね

明日こそ深く読み進められると信じて
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
See you tomorrow.