
さて、前回のブログ “manifest:「選挙公約」かと思っていたら、危ない危ない” までで、
家畜小屋に生息するハエが牛を刺すと、病気を広めるだけでなく刺された痛みのストレスで牛の成長や生み出す牛乳の量に大きな影響が出てくることがわかりました。
今日もThe Asahi Shimbun・“Japan wins 19th Ig Nobel Prize for painting stripes on a cow” を読みます。
家畜農家さんのこうした状況を知った児島さんは、ある仮説を思い出します。
「シマウマの縞模様は虫を寄せ付けない」
早速実験に取り掛かります。
そしてそこに今日の勉強がありました
Three black cows were chosen as the canvas for the experiment
“canvas”って油絵を描いたりする時に使う布ですよね
でもここでは美術は関係なさそうな?
それともあるのかな?
芸術分野以外の場面でも使うのか調べたいと思います。
canvas 「活動の場、表現の場所」
”絵を描く場所“から使われる場面が広がり、
上のような意味合いになったんですね
では訳していきます
「3頭の黒牛がその実験を行う対象に選ばれた」
写真のように見事に”シマウマ化”した牛は、頭を動かしたり尻尾を振り回したりといった虫を追い払うための仕草が減りました。
実際数えてみると、寄り付く虫の数も減ったいたそうです。
環境にも人間にも、そして牛にも負荷の少ない新しい害虫駆除。
児島さんのチームの次の目標は、
“To spread use of this method, it is necessary to develop new, easy ways to paint livestock with zebra stripes that last a long time,”
「この方法を広めるためには、牛に長持ちするシマウマ柄をペイントする新しい簡単なやり方を開発すること」
なるほど、今回”object”「対象」や”subject”「被験者」でもよかっただろうに、敢えて”canvas”を使った記者さんの意図がわかった気がしました。
TOEICの言い換えに出てくるかな?
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
See you tomorrow.