
こんにちは、こんばんは、もしかしたらおはようございます。
英単語の意外な意味や、思わず使いたくたくなるイディオムを見つけては、皆さんとそれを共有している本ブログへようこそ。
今週は、The Japan News・“Humbert Humbert: Husband-Wife Vocal Duo Brings Cheerful Singing to Morning Drama; Couple Shares Secret to Happy Marriage, Other Insights” に載っていた、NHKの朝ドラ「ばけばけ」の主題歌を歌う男女デュオ、ハンバートハンバートのインタビュー記事を読んでいました。
前回のブログ “out of the blue:西洋も東洋も”青”から出てくるものは同じ” では、主題歌製作のオファーはお二人にとって、全く予期せぬ突然のことだったということでした。
では、その続きを読んでいきましょう!
We received a message from the producer through the contact page on our website. Apparently, [our staff] closed the message at first, thinking it was a hoax.
「私たちのウェブサイトのコンタクトページを通じてプロヂューサーからメッセージをもらいました。うちのスタッフは、最初イタズラだと思い、そのメッセージを閉じたようです」
続く、夫の良成さんのセリフに今日の勉強がありました。
They thought it was something like an impersonation scam.
“impersonation”:正直、見たことあるような無いような。
もちろん意味はすぐには思い浮かびませんでした。
でもこの単語、つくりはいたってシンプル。
今日はこの単語を深堀ります。
“impersonation”「モノマネ、なりすまし」
“in” 「~の中」と
“persona”「仮面」と
“tion”「名詞化する語尾」から出来た言葉。
“person”がもともと”persona”「仮面」だったというのは知りませんでしたが、だいたい思っていた通りの構成でした。
しかしさらに調べてみると、”impersonation”には、光と影、ポジティブとネガティブ、両極端なニュアンスが同居していることがわかりました。
“impersonation”の動詞形”impersonate”で考えていきます。
まずは、(娯楽のために)「マネをする、声色を使う」という意味です。
「娯楽」で「マネ」と言うと、「ものまね王者決定戦」みたいな雰囲気を思い浮かべますが、それとはチョット違い、そちらはどちらかと言うと”mimic”だそうです。
何が違うのよ?
気になりますよね、その違いは・・・
“mimic” 「ユーモアをもって、面白おかしくモノマネする」
“impersonate” 「演劇などで、その人になりきる」
“person”が入っているように単に動作を模倣するだけでなく、
「その人の仮面を付け、その人格に入りこむ」「その人そのものとして振舞う」
例えば、
“She can impersonate celebrities so well that people often believe she’s the real person.”
「彼女は有名人のモノマネが上手すぎて、本物だと信じる人もいる」
日本のモノマネ芸人さんがやっているのが”mimic”だとすれば、
映画「ボヘミアンラプソディー」でのフレディ・マーキュリー役を演じたラミ・マレックさん、また近々公開される映画「Michael/マイケル」でマイケル・ジャクソン役のマイケルの甥ジャファー・ジャクソンさんがやっているのが、”impersonate” という感じでしょうか。
(映画「Micheal/マイケル」の予告編でリスニングやイディオムの勉強をしたブログ回もあります。お時間のある時にでも覗いて行ってみてください。“Let’s take it from the top!:さぁ、始めますか” , “keep those feet still:マイケルだったら言われそうな” )
ここまでは、「リスペクトの気持ちを持ってなりきる」“impersonate”の光・ポジティブな面でした。
次は、影・ネガティブな面を見ていきましょう。
それはもうお察しのように、
「(悪意を持って)なりすます」です。
例えば、
“He tried to impersonate a police officer to gain access to the building.”
「建物に入るために警官になりすまそうとした」
“Somone is impersonting me on Instagram.”
「誰かがインスタで私になりすましている」
つまり、「リスペクト」または「悪意」を持って(その違いは大きいですが)、「他人の仮面を完全に被っていしまう」
それが “impersonate” なんですね。
それでは、今身に付けた”impersonate”、”impersonation”のイメージを十分感じながら、今日の文を訳していきます。
「スタッフはそれを”なりすまし詐欺”のようなものだと思った」
ハンバートハンバートのお二人の場合、結果的には”Impersonation scam/fraud”「なりすまし詐欺」ではなかったわけですが、皆さん、気を付けましょうね。
明日もこのインタビューの続きです。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
See you tomorrow.