
日本国中、様々な駅弁がありますよね。
駅で買うことなくなりましたが、近所のスーパーマーケットでたまにやってる”駅弁フェア”はいつも心が躍ります。
これまでも当ブログでは駅弁にまつわる記事をいろいろ取り上げてきました。
どれも美味しそうなものばかり
でも今回ご紹介する駅弁は他とは一線を画します。
何と駅も無いのに駅弁はあるのです。
チョット盛っちゃいました、正しくは「駅は営業していないのに駅弁はある」でした。
The Asahi Shimbun・“Out-of-service station’s ‘ekiben’ draws customers in Kagoshima” で、詳しく見ていきましょう。
Despite being unmanned and out of service, Kareigawa Station on the JR Hisatsu Line draws flocks of visitors on weekends and holidays.
「無人でしかも営業もしていないのに、肥薩線の嘉例川駅には週末や祝日には多くの人が押し寄せる」
この嘉例川駅は鹿児島県にあります。
まず、記事にある写真でこの駅をご覧ください。
明治・大正時代の雰囲気がぷんぷんするノスタルジックな佇まい
123年の歴史があるそうです。
建物自体の素晴らしさでも広く知られているそうですが、もう一つこの駅を全国区にしているのが今日の主人公の駅弁、その名も”百年の旅物語かれい川”
こちらも写真が載っていました。
素朴さが伝わってくる体に優しそうな駅弁ですね。
記事のサブタイトルがまさにこの駅弁の魅力を表しています
RURAL BUT FANCY FARE
“fare”は以前のブログ “fare 「運賃」と習いましたけど” の復習になります。
「運賃」の他にも「食事」という意味がありました。
(お時間のある時に是非寄り道してみてください)
つまり、
”田舎づくりだが極上な食事”
言い得て妙!
この駅弁を販売する”森の弁当やまだ屋”の社長、山田さんはこう言います。
“We want to cook the meal with a never-changing taste that can be eaten at ease,”
「気軽に食べられる変わらぬ味の食事を作りたい」
さて、こんなノスタルジックな駅弁がどのように誕生したか見てみましょう。
2004年、JR九州が観光列車”はやとの風”を走らせるにあたって、嘉例川駅での駅弁売り上げUPを目指し、コンテストが開かれることになりました。
そんな時山田さんに...
そしてそこに今日の勉強がありました。
Yamada, who was working as a mobile vendor to sell side dishes, was asked to participate in the competition against contestants who included professional cooks.
“movile”は「携帯電話」
“vender”は「販売者、提供者」
という意味でこれまで出会ってきました。
“mobile vendor” という組み合わせも見たことがある様に思います。
たしか、「携帯電話販売者、販売業者」
(自信が無かったので調べたら確かにそういう意味でした)
でもちょっと待った!
”付け合わせ・おかずを売るために携帯電話販売者として働く”?
異業種にもほどがあります。
この違和感を晴らすため、ちょっと調べてまいります。
少々お待ちを。
“mobile vendor”「移動販売者」
なるほど、”mobile”はもともとは「移動の、移動可能な」という形容詞
そう思えば、”mobile vendor”はそのまんまの意味ですね。
屋台やキッチンカーなどもこれにあたります。
同時に私がトンチンカンに訳した訳も分かりました。
移動可能な電話だから”mobile phone”、それが日々使われ続ける中で”mobile”だけでも”携帯電話”や”モバイル”と言った意味の名詞に。
そしてそれを販売するから、”mobile vendor”
“mobile vendor”だけ取り出せばややこしい話ですが、話の流れで対処できますね、これは。
では、今日の記事の文を訳していきます。
「お惣菜を売る移動販売者として働いていた山田さんは、プロの料理人も参加するコンテストに参加するように頼まれた」
Her bento meal made with local delicacies won support—and the contest.
「地元の美味しいモノを使ったお弁当は共感を呼び、見事コンテストを勝ち取った」
バックグラウンドがわかってますます食べたくなりました。
次回も、”百年の旅物語かれい川”のお話を読んでいきます。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
Don’t forget to come back on Monday.