“‘Toy’ handguns sold online turn out to be lethal weapons”
「オンラインで売られているおもちゃのピストル、殺傷能力ありと判明」

いかにもプラスチック製の可愛らしいピストルの写真と”lethal weapons”「凶器」という単語のギャップに思わずクリック

今日はThe Asahi Shimbun の “‘Toy’ handguns sold online turn out to be lethal weapons” を読んでいきます。

ネット上の通販サイトに出回る中国製のおもちゃのピストルの中に、殺傷能力のあるものがあることが警察の発表で明らかになりました。
皆さんご存じでした?

もちろん絶対に買わず、見つけたら通報するよう警察も呼び掛けています。

では、こうした物騒な状況がどのように発覚したのか?
そこに今日の勉強がありました。

Cyber patrols mounted by prefectural police as well as the Metropolitan Police Department in Tokyo first became aware of the situation in June 2022, the NPA said.

“mount” って「マウントをとる」?
だとすると、「サイバーパトロールがマウントとられる」?

なんか変!
調べますか

“mount” 「載せる、備え付ける、組織する、行動し始める」

もとは、やはり「山」のイメージからなのでしょう、
ー登る、乗るー
She managed to mount a horse.
「何とか馬に乗れた

ー載せる、取り付けるー
He mounte a camera on his car.
「車にカメラを取り付けた

上の方向に伸びていく、積み重なっていく感じがあります。
そこから
ーふえていく、増していくー
に繋がり、
Fear was mounting among Japanese-American in 1930’s.
「日系人の間で恐怖が高まっていた

そして、
ー新しい組織を増やす、新たな行動に出るー
They mounted a campaign to raise money to plant trees along the river.
「川沿いに植樹するための資金を集めるキャンペーンを始めた

今回の記事もこの意味だったんですね
「警視庁同様、各県警によって新たに実施されたサイバーパトロールによって、2022年6月初めてこの状況が明らかになった」


じゃ、日本語で「マウントをとる」は?

“mount”には「のしかかる」という意味はありますが、
いわゆる「マウントをとる」という意味は無く、
“brag” 「自慢する」
“go one step ahead of~” 「~の一歩先を行く」
などなど、別の言い方を工夫するしかないようです。

こうした危険なものがネット上に”mount”していかないことを祈るばかりです。
ですが、次回もこの話は続きます
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
Don’t forget to come back on Monday.