前回“coin 「コイン」が動詞⁉”、前々回“down the line あなたは今その「線」をどう見てる?”と読んできました
The Japan Newsの新幹線開業60周年を記念した特集記事“The Tokaido Shinkansen: 60 Years of Continuing Evolution” も今回で最後になります。
1964年超特急を開通させるという旧国鉄の夢は、10月10日に開幕する東京オリンピックの直前10月1日ついに実現しました。
開業当初の最高時速は200kmで東京・新大阪間は4時間かかっていました。
勿論その後新幹線はどんどん速くなっていくわけですが
その過程の説明に今日の発見がありました。
With the safety of the Shinkansen’s tracks and rolling stock confirmed, the high-speed section of the line was extended, and the time required to travel between Tokyo and Shin-Osaka was reduced to 3 hours and 10 minutes in 1965.
「新幹線の線路とローリングストックの安全性?が確かめられると、最高時速区間が伸び、1965年東京・新大阪間の所要時間は3時間10分になった。」
「ローリングストック」って最近よく耳にするようになった、「賞味期限が近づいた非常食を食べて、また新たに補充し、常に安全な非常食を保管する」あのことですよね
「ローリングストックの安全性」っていっても、賞味期限内のモノを食べるのだから安全なはずだし、そもそも新幹線と非常食という結びつきに違和感があります。
調べましょう
roliing stock 「鉄道車両、鉄道車両全般」
stock 「蓄え、資産」
roliing 「線路の上を転がる」
鉄道会社にとって車両は転がる資産ということだそうです
“a carriage”や”a car”は車両一両を表す可算名詞であるのに対して
“rolling stock”は鉄道会社が所有する資産としての車両全体を指す集合名詞、不可算名詞になります
つまり記事で言いたかったのは「線路と車両の安全性が確認されて新幹線はどんどん速くなっていった」ってことなんですね
じゃ非常食の方の「ローリングストック」はどうなるんだ?とお思いのあなた
衝撃の事実です。「ローリングストック」は和製英語でした!
記事の後半には新幹線第1号を運転された運転士さんのインタビューがありました。
是非お楽しみください
明日は新幹線シリーズの最後 “initiative =「主導権」と思っていたのは私です。” になります
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
See you tomorrow.