
京都・東山、浄土宗総本山知恩院、そこで年に一度開かれる催し「ミッドナイト念仏in御忌」をご存じだろうか?
私のタイプミスではありません。
国宝をも抱える歴史あるお寺の催しの名前にしては、あまりにものミスマッチ感!
興味しか湧きません。
ということで、今日はThe Asahi Shimbun の “All-night chant held in Kyoto to honor founder of Buddhist sect” を読んで、この何だか楽しそうなイベントを通して勉強しましょう!
今年は4月18日午後8時から翌19日朝7時まで、まさに夜通し木魚(の伴奏?)に合わせての「南無阿弥陀仏」の大合唱が続きました。
動画が上げられていたので見てみましたが、国宝の三門楼上に響く念仏は一種独特の雰囲気を醸し出しています。
では、このユニークなイベントは一体何のため?
そこに今日の勉強がありました。
The “Midnight Nenbutsu in Gyoki” ceremony is an annual event held in conjunction with “Gyoki Daie,” a memorial service to honor the memory of Honen (1133-1212), the founder of the sect.
service・サービスといえば、
「こちらはサービスとなっておりますので」と言われると、ついつい嬉しくなってしまう魔法の言葉。
だけど、いくらミッドナイトのイベントとは言え少々イメージが追い付きません
ミッドナイトまで悩みたくないので、ここは一つ調べますか。
service 「宗教儀式」
そして、a memorial service は「法事」でした。
つまり本文は、
「”ミッドナイト念仏in御忌”は浄土宗の開祖・法然を偲ぶ法事・御忌大会(ぎょきだいえ)に合わせて行われる年中行事です」
なるほど、”service” にはそんな使われ方があるんですね
ですので、
くれぐれもお寺や教会で “morning service” と見かけても「ラッキー!コーヒーが付いて来るぞ」とか期待しないように、「朝の礼拝」です。
他にも調べていてわかったこと
service 「兵役」
He entered the service at the age of 20.
「二十歳で兵役に就いた」
こちらも、二十歳でサービス業に入ったわけではないのでご注意を!
因みにこの意味の時は “the seervice” と “the”が付きます。
どうでしょう、「ミッドナイト念仏」に興味湧きました?
来年あたりいかかですか?
参加費無料、予約不要、出入り自由。
なんて懐の広い!
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
See you tomorrow.