フランスの駅の待合室、一人の女性がある機械の前に立ちボタンを押します。
出て来たレシートのような紙を取り、女性は席に戻りそれを読み始めました。

これは以前テレビで見た光景なのですが、女性が取り出した紙には物語の冒頭の部分が書かれていたのでした。
プリントアウトされる物語はランダム、
「スマホばっかり見て過ごすより全然いいなぁ」
「こんなサービス日本でもあったらいいのに」と思ったのを覚えています。

それが、なんとこのサービスがついに日本上陸です!

The Japan News・“Short Story Dispensers to Appear Around Japan; Creating Unexpected Encounters with Stories”

駅やイベント会場に置かれる予定
設置するだけでもお金がかかるしこのサービス、それが利用するのはなんとタダ‼

なんで?

そこに今日の勉強がありました。

Why take the trouble to install dispensers with stories printed on paper at a time when many stories can be read for free just by searching on a smartphone? 

“trouble”って「トラブル」ですよね、
「トラブルを取る」とは?
どんなイディオムかチェックしましょう。

“take trouble to do~” 「わざわざ~する」

日本語の「トラブル」には「もめごと」のイメージが強いけど、
英語の “trouble” はもう少し守備範囲が広くて
「心配事」That is a big trouble to me. 「それは私にとって心配の種だ」
「面倒」I’m sorry to put you to all this trouble.「面倒をかけて申し訳ない」
といった使われ方もあるようです。

今回の”trouble”も「面倒」といったイメージですかね
では訳します。
「スマホで検索すれば簡単に多くの小説をタダで読むことができる時代に、なんでわざわざ小説の書かれた紙をプリントする機械を設置するのか?」

その答えはすぐ後に、
 “We believe that holding a story that comes out by coincidence and reading it at that particular location will create a different value for readers. We want to increase the points of contact between people and books.”
「偶然に出てくるストーリーをある特別な場所で読む。それは読み手に違う価値観を与える。私たちは人と本の接点を増やしたい」

なんて素敵な心掛けであり試みでしょう!
早く近所に設置されないかなぁ
そしたらそこの用事がなくても、”I’ll take the touble to go and read it!”

今日もお付き合いいただきありがとうございました。
Don’t forget to come back on Monday.

投稿者

らくだ

身の回りにある無料の素材にチョット寄り道。 そこで出逢った「知ってる単語の知らない意味」をTOEICや英会話に生かそうと日々奮闘中! らくだ君の気付きのブログです。

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