英語を読んでいると、「あれ、この単語ってこんな意味だっけ?」と立ち止まる瞬間がありますよね。
シンプルな単語ほど、意外な表現に姿を変えることがあります。

このブログは、そんな単語やイディオムについて私が気付いたこと、勉強したことことを皆さんと共有する場です。

今回取り上げるのは”toss about”です。
皆さん、”toss about”と聞いて、どんな場面・意味を思い浮かべますか?

今回記事を読んでいて、話の流れで意味の予想はできましたが、正直私は”toss about”だけでは場面も意味も思い浮かぶものはありませんでした。

今週は、The Asahi Shimbun・“‘Jewelry ice’ polished by the waves wash up in Hokkaido beach” で、冬の北海道、十勝川の河口にある大津海岸で見られる宝石のような氷”ジュエリーアイス”について読んできました。
今日がこの記事に関する最終回です。

前回のブログ ““come up”のニュアンスと”empty-handed”のイメージ” では、せっかく寒い中見に来ても、自然条件によっては見ることができないというところまで読みました。
その後記事では、冬の大津海岸の美しい光景が描写されています。
ちょっと目を通し、非日常の世界にダイブしてみてください。

Standing on the water’s edge at the beach and gazing into the distant scenery, visitors may notice the shiny crystals suddenly appear at their feet.
「海岸のいふちに立ち遠くを見ているうちに、ふと足元に輝くクリスタルが現れてくるかもしれない」

The horizon stretches as far as the eye can see beneath the clear, beautiful sky known as Tokachi Blue. 
「十勝ブルーとして知られる澄んだ美しいの空の元、見渡す限りの水平線が広がっている」

そしてまた足元に目をやると...
そこに今日の勉強がありました。

Small yet perfectly round masses, alongside glittering blocks with countless bumps, could be seen tossed about by thundering waves. Visitors may gradually begin to recognize their own preferred shapes during such a stroll.

では今日のテーマ”toss about”について調べてまいります。
少々お待ちを。

“toss about” 「あちこちに投げる、乱雑に扱う、振り回す」

まず大切なのは”toss”のニュアンス。

“throw”が「しっかり力強く投げる」のに対し、”toss”は「軽くポンと投げる」
この”かるく扱われる感じ”から「無造作、乱暴」といった雰囲気が出てきます。

つぎに”about”です。

突然ですが、”I know the place.” と”I know about the place.”違いは何でしょう?

“know”の後にすぐ目的語があれば、その距離のなさから目的語を直に知っている。
“I know the place well because I’ve been there many times.”
「何度も行ったことあるから、その場所はよく知っている」

“about”を付ければ、目的語とは距離が生まれ、直接でなく間接的に(例えば話に聞いたり読んだりして)関することは知っている。
“I know about the place. I have a friend from there.”
「その場所なら知ってるよ。そこ出身の友達がいるんだ。」

他にも例えば、
“Our music club has 20 members.”なら部員はズバリ20人。
“Our music club has about 20 members.”なら20人。

つまり日本語の訳は変われど、”about”が持つイメージは「モノ直接でなく、その周辺」

“toss”の「無造作感」と”about”の「周辺、周り、あちこち感」、
ここから次のような意味に繋がります。

①物理的に「投げまわす」「散らかす」

・The kids tossed the toys about.
 「子供たちがおもちゃを投げ散らかした

・The wind tossed the leaves about.
 「風が葉っぱをあちこち舞い上げた

②「人を振り回す」「翻弄する」

・She felt tossed about by all the sudden changes.
 「彼女は突然の変化に振り回された

③アイデアを出し合う

・We tossed about some ideas for the new project.
 「新プロジェクトのアイデアをあれこれ出し合った
気軽に、自由にアイデアを出す感じでしょうか

じっくり”toss abot”について考えて来て、さっきまで”toss about”に対して何のイメージも持ってなかったのに、今は頭の中に絵が浮かぶまでになりました。
この勢いで、今日の文を訳していきます。

「デコボコした輝く塊と一緒に、小さいけど完全に丸い物体が、激しい波によってあちこち打ち上げられているのを見つけることができる。少し歩けば、お気に入りの形がわかってくるかもしれない」

行けばいつでも見れるわけではありませんが、だからなおさらって感じですね。
「”ジュエリーアイス”を見に行く」私のバケツリストに入れておきましょう。
皆さんもどうですか?

今日もお付き合いいただきありがとうございました。
来週月曜はまた新しい話題で、英語の世界を広げていきましょう!
Don’t forget to come back on Monday.

投稿者

らくだ

身の回りにある無料の素材にチョット寄り道。 そこで出逢った「知ってる単語の知らない意味」をTOEICや英会話に生かそうと日々奮闘中! らくだ君の気付きのブログです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)