修学旅行で初めて広島に行ったときのこと。
バスでホテルに向かう途中、友達がもみじ饅頭を3、4箱抱えてトイレ休憩から戻ってきました。
まだ初日なのに
「もうお土産買ったのかよ。」半分からかいながら聞く私に
「いや、みんなで食べようぜ!」彼はそう言うやいなや包装紙をバリバリ
クラスのみんなはもちろん、担任の先生、ガイドさん、運転手さんに一つずつ配り始めました。
なんて奴だ‼
彼の気前の良さ、みんなで楽しもうっていうその心意気
それに何よりお土産を旅の途中で食べるというカルチャーショックで感情がかき乱されて、もみじ饅頭は餡子だけでなくチョコやクリームもあるという衝撃の事実のインパクトが薄れてしまった思い出があります。
先日、広島に行かれた知人からお土産に「もみじ饅頭」を頂きました。
その時のバスのことを思い出しながら,頂いたもみじ饅頭の箱を開けると、
いました箱の中の栞の4行目に今日のターゲットが。
Spend time with your loved ones while enjoying this gentle sweets from Hiroshima Prefecture.「広島県のこの優しいお菓子を楽しみながら、あなたの愛したもの?愛されたもの?とお過ごしください。」
“your loved ones”
僕の愛するもの?
今はこの「にしき堂さん」のもみじ饅頭かな~
でもそれじゃ「もみじ饅頭を楽しみつつ、もみじ饅頭と過ごせ」
もう「我思う、故に我在り」級の哲学感!
調べますか。
なるほど 所有格+loved oneは「最愛の人、大切な人」
ネットでも調べていたらユニセフのページにこんな言葉が(参照:UNICEF)
Protect yourself and your loved ones from COVID-19
よく使われる表現なんですね~勉強になりました。
満たされた気持ちになり、ふと栞に目を戻すとビックリ!
そこにある日本語は英文の原本だったんですね!
「灯台下暗し」が頭のなかを駆け巡っています。
広島、ユニセフと巡ってきた今日の旅も終わりのようです。
気付けば私も旅の途中でお土産を食べていました。
ご馳走さまです。
お付き合いいただきありがとうございました。
I hope you enjoyed this blog with your loved ones.