
「彼はもう一人前のプロだね」
こうした日常的な表現を英語にしようとしたとき、皆さんはどんな単語を思い浮かべますか?
まさか”for one person”ではないとして、
“professional” などはいいかもしれませんね。
では、「ようやく本格的な夏がやってきた」はどうでしょう?
ん~ン、
“real” が思いつきました。
もちろんこれらは間違いではありませんが、ネイティブがこうした場面で非常によく使う、共通した、より「こなれた」表現がありました。
今回、The Asahi Shimbun・“Classic Japanese armor resembles gear from Korean kingdom” で見つけたその表現、今日のブログを読み終える頃には、あなたの語彙リストに強力な武器として加わっているはずです。
では、張り切って読んでいきましょう!
奈良県の飛鳥寺が以前あった場所から出土した武具と、朝鮮半島の百済王朝の武具には多くの共通点があることが専門家の調査で明らかになりました。
Armor unearthed from the former site of Asukadera temple in Nara Prefecture has many features in common with protective gear from the Baekje Kingdom on the Korean Peninsula,
続く飛鳥寺についての補足説明に今日の勉強がありました。
Asukadera temple was Japan’s first full-fledged Buddhist temple located in a state-designated historical site in present-day Asuka village.
“full”はいいとして、”fledged”はなかなか見かけない単語。
一見すると少し難しそうに見えましたが、調べて語源を知るとイメージは一瞬で掴めました。
1. “Full-fledged” の核心的なイメージ
この単語を理解する最大のヒントは、まさに “fledge” にあります。
これは鳥に関連する言葉で、「雛(ひな)に羽が生え揃う」という意味を持っています。
つまり、”full-fledged” の直訳的なイメージは「羽が完全にはえ揃い、いつでも大空へ飛び立てる状態」です。
そこから転じて、以下のような意味で使われます。
- 人に対して: 一人前の、資格を十分に備えた
- 物事に対して: 本格的な、完全な、非の打ち所がない
2. シーン別:よく使われるコロケーション
実際どんな風に使われるのか見ていきましょう。
① 「一人前の〇〇」として使う(キャリア・役割)
新しいスキルを習得した人や、見習い期間を終えた人に対して使います。
- a full-fledged lawyer(一人前の弁護士)
- a full-fledged member of society(社会人の一員)
例文: “After years of hard work, she finally became a full-fledged pilot.”
「何年もの努力の末、彼女はようやく一人前のパイロットになった。」
② 「本格的な〇〇」として使う(事象・状態)
ただの兆候ではなく、それが完全に成立している状態を指します。
- a full-fledged crisis(本格的な危機)
- a full-fledged war(全面戦争)
- a full-fledged smartphone((おもちゃではない)本格的なスマホ)
例文: “What started as a small cold developed into a full-fledged flu.”
「最初はただの風邪だったが、本格的なインフルエンザになってしまった。」
いかがでしたか?
“Full-fledged” という言葉の裏側の、大空へ飛び立つ力強い鳥をイメージ出来ましたでしょうか?
イメージ出来たところで、今日の文を訳していきます。
「飛鳥寺とは、現在の明日香村の国の指定史跡にあった日本で最初の本格的仏教寺院である。」
3問クイズ:理解度チェック!
最後に、この記事の内容を復習しましょう。
Q1. “Full-fledged” の語源に関係がある生き物は?
A) 魚 B) 鳥 C) 馬
Q2. 「一人前の医者」を英語にすると?
Q3. 文中の空欄に入る単語は? “The project has become a ( ) business.”
A) full-fledged B) full-fledge
答え
Q1. B
Q2. A full-fledged doctor
Q3. A
古代日本の大陸との繋がりに思いを馳せたい方、ぜひ記事の続きをお楽しみください。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
See you tomorrow.