写真から想像するに、その記事は警察の犯罪捜査で使われる”似顔絵”に関するの話のようですが、見出しを読んでもさっぱり、というか謎は深まるばかり。

ではその記事をご紹介しましょう!

The Mainichi・“Despite AI, hard-nosed detective work still key to solving crimes”

どうですか?
“hard-nosed detective work”「硬い鼻の刑事捜査」?とは一体何なのでしょうね?

迷宮入りするその前に”迷探偵らくだ”が解決してみましょう!

ということで今日は “hard-nosed” を深掘りしていきます。

“hard-nosed”「妥協しない、タフな」

なぜこんな意味になるのか気になりますよね。
調べた結果、「hard-nosed」の由来は大きく分けて次の2つがありました。

  1. アメフトやボクシングなどのスポーツ由来(主流説)顔面や鼻に激しい衝撃を受けてもひるまず、泥まみれになりながら突き進む選手を指して「鼻(nose)を硬く(hard)して耐えるタフな奴」と呼んだことが始まりです。
  2. 猟犬の鼻由来説一度キャッチしたターゲットの臭いを絶対に逃さず、鼻を一直線に向けて泥臭く追い詰める猟犬の姿勢から生まれたという説です。

どちらの説にも共通しているのは、「少々の痛みにひるまず、目標に向かって愚直に突き進む」というイメージです。ここから転じて、感情に流されず現実的に妥協しない姿勢(不屈・タフ・現実主義)を意味するようになったようです。

実生活で役立つ「hard-nosed」の例文

コアにある「情に流されず、事実や目的に対して徹底的である」というニュアンスをイメージしながら例文を見ていきましょう。

  • The investigation requires hard-nosed journalism to uncover the truth.(真相を解き明かすには、妥協を許さない泥臭いジャーナリズムが必要だ。)
  • She is a hard-nosed negotiator who never compromises on key details.(彼女は主要な条件において絶対に妥協しない、タフで現実的な交渉人だ。)
  • We need to take a hard-nosed look at our budget before making a final decision.(最終決定を下す前に、感情を抜きにして現実的に予算を見直す必要がある。)

さらに一歩先へ:動詞「nose」の使い方と例文

“hard-nosed” となっているということは “nose” は名詞の「鼻」だけでなく、動詞もあるということですね。
ついでに調べてみました。

“nose”「~を鼻先で突っ込む」「ゆっくり慎重に進む」「くんくん探る」

「鼻」の持つ機能・方向性(前方)をそのまま動詞にした感じですね。

1. 「ゆっくり先頭(鼻先)を突き出す / 慎重に進む」

クルマが見通しの悪い交差点や狭い場所に「ゆっくり先頭を差し入れる」様子をイメージして

  • The driver nosed the car out into the busy intersection.(ドライバーは車を忙しい交差点へとゆっくり慎重に前に出させた。)
  • The train nosed into the station.(電車がゆっくりとホームに入線してきた。)

2. 「(秘密や情報を)くんくん嗅ぎ回る・探り出す」

犬が鼻をクンクンさせて探すように、「nose around / nose into」の形でよく使われます。

  • Journalists were nosing around for any scandal about the company.(記者たちはその会社に関するスキャンダルがないか嗅ぎ回っていた。)
  • Stop nosing into my private life!(私のプライベートをあれこれ勘ぐったり嗅ぎ回ったりするのはやめて!)

3. 「鼻で押す・鼻で触れる」

  • The donkey nosed me.(ロバが私を鼻で押した。)
  • The dog nosed the door open.(犬が鼻でドアを押して開けた。)

動詞の”nose” をこうして見てくると、”hard-nosed” が何であのような意味をイメージさせるのか何となく分かる気がしてきました。

“hard”(硬く、力を入れて、一生懸命に)に、”nosed”(ゆっくり前に進んだ)

「堅実に前に進む」姿勢がにじみ出てくる表現なんですね、きっと、知らんけど...(笑)


それでは今日の見出しを訳してみましょう。

Despite AI, hard-nosed detective work still key to solving crimes
「AI が進歩しても、犯罪を解決するには妥協しない地道な捜査が依然として不可欠だ。」

“hard-nosed” な調査の結果、無事「硬い鼻」のミステリーを解決できました。
明日からはいよいよ記事本編に入ります。

今日もお付き合いいただきありがとうございました。
See you tomorrow.

投稿者

らくだ

身の回りにある無料の素材にチョット寄り道。 そこで出逢った「知ってる単語の知らない意味」をTOEICや英会話に生かそうと日々奮闘中! らくだ君の気付きのブログです。

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