
英語には、普段よく使われる単語が、組み合わさることでまったく別の意味を生み出す表現がたくさんあります。
このブログでは、そんな「何気ない英単語の意外な意味やイディオム」を、イメージ・感覚とともに紹介しています。
これからご紹介するのもその一つ。
今週はずっと、北海道の豊頃町の大津海岸に、真冬の時期だけ現れる”ジュエリーアイス”(十勝川から流れて来る透明度の高い氷)についての記事を読んできました。今日も引き続き、The Asahi Shimbun・“‘Jewelry ice’ polished by the waves wash up in Hokkaido beach” を読んでいきます。
さあ、今日はどんな新しい表現にぶち当たったんでしょう。
昨日のブログ “roll out the red carpet:赤いカーペットは何の象徴?” では、日本各地・世界各地からやって来る観光客を町は大歓迎し、休憩所や駐車場を整備したところまで読み進めました。
ではその先を見てみましょう。
今述べたようにフォトスポットとして大津海岸は世界的に知られるようなり、観光客は増えました。
町のもてなしの準備もバッチリです。
しかし、”こればっかりはどうしようもない”ことがあるようです。
そしてそこに、今日の勉強がありました。
However, whether one can encounter the maritime gems depends on the weather conditions. Unlucky travelers might ultimately come up empty-handed.
今回取り上げるのはこれ!
“come up empty-handed”です。
話の流れから何となく意味は想像できますが、これもまた自分の口からは今まで出てきたことない、そして意識しないとこの先も出てこないだろうと思われる表現です。
でもこういうのが気張らずに言えたら、ネイティブ感が増して超クールですよね。
ということで、今日はこれを深掘りしていきます。
調べますので、少々お待ちを。
“come up empty-handed” 「何も得られずに終わる」「成果なしで終わる」
・期待していた結果が得られなかった
・探していたものが見つからなかった
・努力したけれど成果が出なかった
といった状況で使われます。
“empty-handed” 「手が空っぽ=何も持っていない」はイメージしやすいですが、”come up”はどういうニュアンスなんですかね?
更に調べましょう。
“come up” 「表に出てくる、見えるようになる、現れる」
The sun came up from behind the clouds.
「太陽が雲の陰から出てきた」
A tiny sprout came up.
「小さな芽が出てきた」
Just let me know if anything comes up.
「何かあったら知らせてください」
どうでしょう?
「見えなかった、知らなかった、想像もしてないことが表に現れる・結果として起こる」
そんな”come up”のニュアンスつかんでいただけたでしょうか?
この記事の場合は「結果を見越していたわけでなく、望んでいたことではないけれど」といった感じが生まれます。
ではあらためて使い方を確認し、自分のモノにしていきましょう!
期待していた成果が得られなかった
・We tried our best, but we came up empty-handed.
「ベストを尽くしたけれど成果は得られなかった。」
何かを探したけれど見つからなかった
・I looked everywhere, but I came up empty-handed.
「どこを探しても見つからなかった。」
友達同士の軽い会話でも
・I went shopping but came up empty-handed.
「買い物に行ったけど、何も買わなかったよ。」
ビジネスシーンでも
・The negotiation team came up empty-handed.
「交渉チームは成果を得られなかった。」
・Our research came up empty-handed.
「調査では何も見つからなかった。」
・We visited several clients but came up empty-handed.
「何社も訪問したが成果はなかった。」
更に調べると、他の動詞との組み合わせも見られました。
・He returned empty-handed.
「彼は手ぶらで戻ってきた。」
・She didn’t want to show up empty-handed.
「手ぶらで行きたくなかった。」
「手ぶらで」なんて、英語でなんて言うのだろう?と考えますが、こんな簡単に言い表せるんですね。
それでは、”empty-handed”のイメージがしっかり植え付けられたので、そのイメージを大切に今日の文を訳していきます。
「しかし、この海の宝石に出会えるかどうかは天気状況次第、ついていないと全く何も目に出来ないかもしれない」
相手が自然ですので、仕方ないと言えば仕方ないのですが、見れなかった人は残念でしょうね。
さて、長らく読んできましたこの記事も、明日で最後になります。
ぜひ”ジュエリーアイス”最後のブログもどうぞお楽しみに。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
See you tomorrow.