
突然ですが皆さん、納豆はお好きですか?
健康のため時々食べるようにしていますが、私はあの匂いがどうも苦手です。
ステレオタイプなイメージで、外国人にもあまり好まれていないと思っていましたが、知らない間に時代は動いていました。
シンプルな単語の思いもしなかった意味やイディオムについて、見つけた端から調べ、みなさんと共有しているこのブログ。
今日は、The Asahi Shimbun・“Natto producers in Hokkaido smell success in markets abroad” (動画を含む)にお邪魔して、とある英単語の意外な使い方について勉強していきます。
まず驚きは、納豆輸出が急成長している事実です。
Japan’s total natto exports amounted to 3.2 billion yen in 2025, up 1 billion yen from the year earlier.
「日本の納豆総輸出は、前年から10億円増加し、2025年に32億円に達した。」
輸出先の約3割は中国で、こちらも1年で輸出額が5億円も増えました。
インバウンドで日本を訪れた際、バイキングで食べた納豆が忘れられなくなってしまったことが、まず理由として挙げられます。
また、中国では納豆に似た黒豆の発酵調味料が昔から使われていて、中国の方の納豆への抵抗は比較的小さいのかもしれません。
それから、中国向け納豆の多く(約70%)は、納豆王国・茨城県ではなく、北海道で生産されているそうです。
そう説明してくれた日本貿易振興機構・JETROのフルジョウさんの紹介に、今日の勉強がありました。
“It’s an explosive growth,” said Tatsuya Furujo, acting chief of the Agriculture, Forestry, Fisheries and Food Department at the Japan External Trade Organization (JETRO), who has been researching natto exports.
突然の”acting”
「演技している?」「俳優のこと?」
まさかそんな?謎は深まるばかりです。
納豆のように粘っても答えは出てきそうもないので、さっそく調べに行ってきます、少々お待ちを。
1. “acting chief”の基本的な意味
結論から言うと、acting chief とは「代理の責任者」や「臨時局長・部長」という意味でした。
- acting: 代理の、臨時の、代行の
- chief: 長、責任者、チーフ
この2つが組み合わさることで、「本来その役職に就くべき人が決まるまで、あるいは本来の責任者が不在の間、その職務を一時的に代行する人」となります。
なぜ”acting”?
“act”には「行動する・演じる」という意味がありますが、そこから「今、その特定の役割を演じている・務めている」という意味に繋がりました。つまり、正式な任命ではないけれど、その役割として「動いている」状態を表しています。
acting chief を含む具体的な役職例
ビジネスの世界では、”Chief” の後ろに具体的な職種が続くことが多いですが、先頭に”acting”を付ければ様々な臨時職を表せます。
- Acting CEO (Chief Executive Officer)最高経営責任者代理。
- Acting CFO (Chief Financial Officer)最高財務責任者代理。
- Acting Chief of Police警察署長代理。
などなど...
例文で学ぶ使い方
それでは、実際どのように使われるか見てみましょう。
- “Mr. Tanaka was appointed as the Acting Chief of the marketing department.”
「田中氏はマーケティング部長代理に任命された。」 - “The Acting Chief Executive will lead the company until the board find a permanent successor.”
「取締役会が後任者を見つけるまで、暫定CEOが会社を率いることになる。」 - “Who is the Acting Chief while Sarah is on maternity leave?”
「サラが産休の間、誰が局長代理を務めているのですか?」
こう見てみると、TOEICでよく見かけそうですね(もしかしたらこれまでに何度も見てたのかもしれない)
これで、”acting”の「演じている・務めている」イメージが掴めました。
そのイメージを大切にして今日の文を訳していきます。
「”爆発的伸びです。”と、納豆輸出を調査するJETROの農林水産食料部・部長代理のフルジョウ・タツヤさんは言う。」
毎週火曜日、近所のスーパーで納豆セールがあっていつも買い溜めしています。
日本食が海外で人気になるのは誇らしいのですが、輸出が増えすぎて品薄になり、セールがなくならないといいのですが...
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
See you tomorrow.