
英語のニュースを読んだり映画を観たりしていると、単語自体には馴染みはあるのになんかしっくりこない。
そんなことありませんか?
英語の勉強だ!と意気込むと、ついつい難しい単語に目が行きがちなるけれど、あなたの頭の中にすでにある”その単語”の使い方をもっとブラッシュアップしてみませんか?
「へ~!そんな意味があるんだ」と思った瞬間、きっとネイティブに一歩近づいているはず。
このブログは私の気付きを通して、その瞬間をみなさんと共有する場です。
今日は昨日のブログ、“no-go:私は進入禁止の道路標示を思い浮かべました” に引き続き、The Asahi Shimbun・“Influencers in Japan share halal spots for Muslim viewers” を読んでいきます。
日本に観光でやって来るイスラム教徒の方々のために、ハラル認証されたメニューを提供するレストランを紹介する動画をアップしいるナナコさん。
記者が同行したした日に彼女が訪れていた秋葉原のハンバーガーショップは、お客さんの6割が訪日客で、そのほとんどがインドネシアやマレーシアからのイスラム教徒だそうです。
より多くのイスラム教徒が来日するようになり、ハラル認証を得る飲食店や礼拝所が日本でも増えてきています。
そしてそうなれば当然...
そこに今日の勉強がありました。
Many travelers are likewise turning to Muslim-oriented social media influencers, including Nanako.
“-oriented”って見かけますよね。
「~向け」ってことなんだろうけど、私自信はなかなか使いこなせていないですね。
今回は”Muslim-orented”だから、「イスラム教徒向け」
でも今、”イスラム”という言葉との組み合わせで、ふと思い出しました。
「学生のとき、世界史の授業で”オリエント”ってでてきたな」
「”オリエント”と「~向け」ってどういう繋がりがあるの?」
「それとも全く無関係の”オリエント”?」
何だか調べるのが超大変な気がします。
なんでこんなの思い出しちゃったんだろ
でも仕方りません。
”疑問に思ったら調べる”がこのブログのルールなんで。
では時間がかかるかもですがお待ちください。
そもそも”orient”って何?
語源をたどれば、「太陽が昇る方向」つまり「東の方向」だそうです。
時が経ち、ヨーロッパでは広くキリスト教が信仰されようになり、教会があちこちに建てられていきます。
実は教会を立てる時に、ルールがあることをご存知でしょうか?
それは祭壇を聖地の方向に向けて建てること。
ヨーロッパから見て聖地は”東”。
そうです、教会を立てる前に祭壇の位置を方向付ける、それが動詞”orient”の始まりです。
何か新しく始めるにあたって、方向性を説明したり定めたりする”orientation”もこの流れ、世界史で出会った”オリエント”も、ヨーロッパからみて東の地域ということですね。
と言う訳で、
“-oriented”「特定の方向に向けられている」
しかも、単に”そっちを向いている”程度ではなく、”物事の初めに大切な聖地に向ける”行為ですので、もっと深い意味合いが出てきます。
例文を見ながら意味を確認していきましょう。
①よく見かける例
Result-oriented: 結果重視の
Customer-oriented: 顧客志向の
Detail-oriented: 細部にこだわる、几帳面な
「何を軸に動いているか、何を中心に・基準にしているか」が伝わります。
②人の性格、タイプを一瞬で説明する
He is very family-oriented.
「彼の生活の軸は家族にある」
She is future-oriented.
「彼女は過去にこだわらず、未来を見据えているタイプだ」
物事の始まりに定められるところから、その人の性格・タイプをズバリ言い表せ、何を大切にしているかが伝わります。
③場所やサービスのターゲットを見抜く
a service-oriented hotel
「サービスが充実している(至れり尽くせり)なホテル」
a task-oriented app
「特定のタスクをこなすことに特化しているアプリ」
「なにを第一に考えて作られているか」
「なんとなくやってる」のではなく「プロ意識を持って取り組んでいる」という信頼感を与えることができます。
では、”-oriented”の雰囲気を十分感じながら今日の文を訳していきます。
「旅行者の多く、ナナコをはじめとする、ムスリム重視のインフルエンサーに頼っている」
「なにを大切にしているか」「なにを中心に生きているか」。
それを”-oriented”に込めるだけで、”love”では言い尽くせない深みのあるニュアンス、価値観までも伝えられますね。
これからも”simple-English-word-oriented”なブログを頑張って書いていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
See you tomorrow.