
昨日のブログ “hit the daily double:「盆」と「正月」的な” で知ったのは、東京の大井競馬場が週末になると大変な盛り上がりを見せているとのことでした。それも競馬とは関係なく、しかも外国人がその大半だそうです。
一体そこには何があるのでしょう?
答えは...
”above the entrance hung a sign reading “Tokyo City Flea Market.”
Almost every weekend, some 700 stalls spread across the sprawling parking lots, turning the site into one of the capital’s largest flea markets.
「入口の上には「東京シティ・フリーマーケット」と書かれた看板が掲げられていた。ほぼ毎週末、広大な駐車場いっぱいに約700の露店が並び、そこは都内最大級のフリーマーケットへと姿を変える。」”
...フリマでした。
徳利におちょこ、ポケモンカード、扇子、ランドセルなど、リアルな日本に出会える場所として、TikTok や Instagram で知らず知らずのうちに世界中に広がっていました。
そんな模様を伝える文に今日の勉強がありました。
they discover in the shadow of a racetrack a version of Japan that feels unfiltered, serendipitous and irresistibly photogenic.
“in the shadow of a racetrack” 「競馬場の影で」、最初は”競馬場の建物の影”なのかと思いましたが、「いや、待てよ、『広大な駐車場に700の露店』って言ってましたよね」
いくら何でもそんな大きな影はどうでしょう?
ということで今日は、”in the shadow of” を深掘りします。
調べますので少々お待ちを。
“in the shadow of” 「〜のすぐ膝元で」「〜のすぐ目と鼻の先で」「〜の陰で」「〜の足元に広がる」
もちろん、We rested in the shadow of a big tree. のように、文字通り「~の影の中で」ということもありますが、イメージされる情景から比喩で使われるようになりました。
では詳しく見ていきましょう。
まずは “in the shadow of” というフレーズが持つビジュアル・イメージを確認!
山や巨大な建造物を想像してみてください。
その建造物が太陽の光を浴びると、地面には巨大な「影(shadow)」が長く伸びます。
その影が落ちているエリア(in the shadow)に立つということは、「その建造物のすぐ足元・至近距離にいる」ということを意味します。
物理的な距離の近さに加えて、「巨大で目立つ存在のすぐ足元にあるため、表通りの華やかさからは少し隠れた、独特のローカルで静かな(あるいはディープな)空間」というニュアンスが加わりました。
具体的シチュエーション別に使い方を見ていきましょう!
① 場所・景観:「巨大なランドマークのすぐ膝元・目鼻の先」
- 例文 1:There is a charming quiet cafe in the shadow of the giant stadium.「その巨大なスタジアムのすぐ膝元に、雰囲気の良い静かなカフェがある。」
- 例文 2:In the shadow of the stadium, street vendors gather every weekend.「スタジアムの裏側では、毎週末ストリートベンダーが集まる。」
- 例文 3:People live peaceful lives in the shadow of the active volcano.「人々は、活火山のすぐ目と鼻の先で穏やかな生活を送っている。」
冒頭の記事のように、ランドマークや大きな建造物のすぐ近くにある街や風景を描く場面です。
ただ近いだけでなく、「~の存在の裏側で独特な出来事が起きている」ニュアンスです。
② 心理・社会:「〜の陰に隠れて・〜の影響下で」(比喩表現)
物理的な場所ではなく、「偉大な人物の陰」や「大きな事件・危機の影」といった比喩的な意味で使われる場面です。
- 例文 4:He spent years working in the shadow of his famous father.「彼は何年もの間、有名な父親の陰に隠れて働いた。」
- 例文 5:The city is rebuilding its economy in the shadow of the recent crisis.「その都市は、最近の危機の余波のもとで経済の再建を図っている。」
いかがでしたでしょうか?
“near” や “close to” では表せないニュアンスを感じて頂けたでしょうか?
次回もこの続きを読んでいきます。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
Don’t forget to come back on Moday.