今日の勉強でつくづく思いました。
「僕は”この単語”の何を知っていたのだろう?」

日々の英語学習の中で見つけた、「あの単語のこんな意味」。
今日も遠い昔に習ったお馴染みのあの単語が、ビックリさせてくれました。
このブログでは、そんな”発見”を毎日ひとつ皆さんと共有しています。

今日の勉強は、前回のブログ “”四六時中”:あなたならどう英語で言いますか?” に引き続き、The Japan News・“New Robotics Center to Conduct Experiments Around the Clock; New Facility Aims to Accelerate Research Efforts” にお邪魔します。

The Institute of Science Tokyo has launched a new facility at which robots conduct experiments in place of human researchers,
「人間の研究者に代わり、ロボット達が実験を行う施設を東京科学大学が新たに開設しました。」

二本の腕を持つロボット達は、24時間体制で実験し続けます。

「いったいどんな実験をしているのか?」
そこの今日の勉強がありました。

The Robotics Innovation Center features robots equipped with two arms each, which can perform experiments such as cell cultures to collect large amounts of data in a short period of time.

“cell culture”「細胞の文化」?

実に興味深い。
いったいどんな”文化”なのでしょう?
調べますので、少々お待ちを。

“cell culture”「細胞培養」

これまで、”culture” = 「文化(伝統、芸術、習慣など)」と、硬く信じて疑ってきませんでした。
ところが、科学や医療の世界に一歩足を踏み入れると、この単語は全く別の顔を持っていることがわかりました。


1. “Culture” に隠された「耕す」という意味

なぜ、「細胞培養」なんて意味になるのか?
その答えにたどり着くには、まず、私たちが普段使っている “culture” という単語を紐解いていく必要がありました。

そもそも “culture” の元となる言葉の意味は「土地を耕し、作物を育てること」でした。ついでに言うと、”cultivate”「耕作する、耕す」の語源も共通です。そして、そこから転じて「心を耕し、精神を豊かにすること(=教養・文化)」へと進化しました。つまり、もともとは「何かを育てるプロセス」を指す言葉だったのです。

この「育てる」というニュアンスが科学の分野に持ち込まれたとき、”culture” は以下の意味を持つようになります。

  • 動詞としての culture: (微生物や細胞を)培養する。ナント動詞の働きもあるんですね。
  • 名詞としての culture: 培養すること、または培養された「菌株」や「細胞群」そのもの

したがって、”cell culture” は直訳すると「細胞の耕作」となり、日本語では「細胞培養」と訳されます。試験管やシャーレという「畑」の中で、細胞を大切に育て上げるイメージですね。
今キッチンで「豆苗」の2回目の栽培に励んでいます。何だか急に”culture”が身近に感じられてきました。

2. “Culture” を使った他の表現

“cell culture” 以外にも、科学の文脈で出会いそうな “culture” を集めてみました。

Blood culture: 血液培養検査。血液中に細菌がいないか調べる検査。
We collected two sets of blood cultures from the patient.
「患者から血液培養を2セット採取した。」

Pure culture: 純粋培養。一種類の微生物だけを取り出して育てることを指します。
The sample was contaminated, so we couldn’t get a pure culture.
「サンプルが汚染されていたため、純粋培養を得られなかった。」

Tissue culture: 組織培養。細胞単体ではなく、組織の一部をそのまま育てることを指します。
We performed tissue culture to study the growth of plant cells.
「植物細胞の成長を調べるために組織培養を行った。」


3. 動詞としての使い方

ついでに、動詞”culture”の使用例をどうぞ

The researchers cultured the cells for 48 hours.
「研究者たちは細胞を48時間培養した。」

These cells are difficult to culture under normal conditions.
「これらの細胞は通常の条件では培養が難しい。」


では、cultureのイメージがだいぶ私の頭の中で “culture” されてきたので、今日の文の訳に行きたいと思います。

「The Robotics Innovation Center・ロボット未来創造センター(東京科学大学が設置したロボットを使ったバイオ研究の実験室)の目玉は、二本の腕をもつロボットだ。細胞培養などの実験を行い、短時間で大量のデータを収集する。」

集中力を必要とする作業を、24時間やり続けるのだから、人間の出番はなさそうですね。


明日もこの続きを読んでいきます。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
See you tomorrow.

投稿者

らくだ

身の回りにある無料の素材にチョット寄り道。 そこで出逢った「知ってる単語の知らない意味」をTOEICや英会話に生かそうと日々奮闘中! らくだ君の気付きのブログです。

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