
みなさんは英語を勉強していて、「使われている単語はどれも中学生レベルなのに、全体として何を言っているのかさっぱり分からない……」という経験はありませんか?
難しい単語は、言葉自体は難しいけど表すものは案外限られていて、意味をとる時に迷うことは無いけれど、易しい単語ほど様々な場面で登場し、内容を把握するのに苦労します。
そうした単語やイディオムについて見つけては「あーだこーだ」言ってるこのブログ。
今日は昨日のブログ “oft-overlooked:oft-はみんな知ってるあの単語、でも…” の続きで、The Mainichi・“Scientists say don’t forget about plants. Climate change is endangering tens of thousands of species” を読み進めていきます。
昨日読んだ記事の冒頭部分によると、「地球温暖化は動物だけでなく植物に深刻な影響を与え始めている」ということでした。
地球温暖化というと、住みかを奪われた白熊などをイメージするけど、考えてみれば植物だって当然影響は受けているでしょうね。
カリフォルニア大学の生態学者・Xiaoli Dongさんによると、控えめに見積もっても「3万5千~5万種の植物が55~75年内にはそれぞれの生息地を失ってしまう。」そうです。
Dongさんのチームの研究はさらに進みます。
そしてそこに今日の勉強がありました。
Dong and her colleagues used numerous biology and climate computer models to examine the potential futures of 18% of the world’s plant species in detail, seeking to get a good handle on what’s in store for all of them.
“get a good handle”「いいハンドルをもらう」「いい取っ手を得る」?
”わー素敵な取っ手!こんないい取っ手もらっていいの?”
これまでの人生であまりこうした経験がないもので、”get a good handle” と言われても想像が追い付きません。
ここは潔く調べに行きましょう。
少々お待ちを。
“get a good handle on ~”①「~をしっかり理解する、把握する」
なぜ “handle(取っ手・ハンドル)” という言葉が「理解する」という意味になるのでしょうか。
一緒に想像してみてください。目の前に、ツルツルした、掴みどころのないモノがあります。取っ手(handle)がついていないので、持ち上げようとしても滑ってしまい、うまくつかめません。
しかし、そのモノに「いい取っ手(a good handle)」がついたら?
「わ~!なんてつかみやすい。」
しっかりと手で掴んで、自分の意思で持ち上げたり、運んだり、コントロールしたりできるようになりましたね。
つまり、この「~をしっかりつかめる」イメージが「~の意味するところ、内容をしっかりつかむ」になり、「理解する、把握する」に発展しました。
そして、「つかむ」だけでなく、「持ち上げてコントロールできる」イメージから “get good handle on ~” にはもう一つ新たな意味が加わります。
“get a good handle on ~”②「~をうまくコントロールする、管理する」
では、いくつかの例文で、具体的な使い方を見ていきましょう。
① 状況の把握
I’m trying to get a good handle on the new project.
「新しいプロジェクトを、しっかり把握しようとしているところです。」
Once we get a good handle on the problem, we can find a solution.
「問題の本質をしっかりと理解できれば、解決策は見つかるはずだ。」
It took me a while to get a good handle on the situation.
「状況を把握するのに少し時間がかかった。」
② 学習:知識やスキルの習得
新しく学んでいるモノのコツを「マスターする」という時にも使えます。
I finally got a good handle on the new software.
「 新しいソフトをようやく使いこなせるようになった。」
I think I’m finally getting a good handle on English grammar!
「ついに英語の文法がしっかり分かってきた気がする!」
③ 感情やコントロール
自分の感情や、制御が難しい状況を「コントロールする」という意味での使い方です。
She managed to get a good handle on her nerves before the presentation.
「彼女はプレゼンの前に、なんとか緊張をうまくコントロールすることができた。」
I can’t get a good handle on my schedule.
「スケジュール管理が得意ではないんだ。」
いかがでしたでしょうか?
Have you got a good handle on “get a good handle” ?
それでは、今日の文を訳していきます。
「Dong と彼女の研究チームは、生物学と気象学の様々なコンピュータモデルを駆使し、地球上の約18%の植物の未来の可能性を調べた。彼女たちが深く理解しようとしているのは “what’s in store for all of them” (お店にあるモノ?)」
いきなり「お店」ってどこの?
一つ分かったと思ったら、次がいました。
「お店」が気になりますが、今日は疲れたのでこの辺で、続きはまた明日にしましょう。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
See you tomorrow.