4年に一度のお祭りFIFAワールドカップも終盤にさしかかってまいりました。実力伯仲のゲームがたくさんありましたが、今週ずっと追ってきたのはアルゼンチン対カボベルデの一戦でした。

今日も昨日のブログ “on the hour mark:ワールドカップのこの時期に是非” に引き続き The Japan News・“Feels Like ‘Victory’: Cape Verde Celebrates Heroic World Cup Defeat” を読んでいきます。


ビューティフルゴールで追いつき延長戦に持ち込んだブルーシャークス(カボベルデチームの愛称)でしたがオウンゴールで力尽きました。しかしその戦いぶりにファンは感じるところがあったようです。そしてそこに今日の疑問がありました。

Cape Verde’s wild success against the world champions and the match’s down-to-the-wire nature made fans feel like they were witnessing something special.

“down-to-the-wire nature” 「ワイヤーに向かって下がる自然」? 「針金のところまで落ちる自然」?

一筋縄ではいかないイディオムの感じがしますね~
では調べてまいりますので少々お待ちください。

“down-to-the-wire nature” 「最後まで勝負がわからない展開」「ギリギリの緊張感」

まずは “down-to-the-wire” から、
結論からいうと、意味は「最後の最後まで(結果が分からない)」

では、なぜ “down‑to‑the‑wire” がこんな意味になったのか?
それは19世紀の競馬事情にまで遡ります。 当時の競馬場では、ゴールラインに ワイヤー(wire) が張られており、馬がそのワイヤーを通過することで勝敗が決まっていました。

つまり down to the wire は、 「ワイヤーに到達するその瞬間まで」 という状況を表す言葉だったのです。

そこから転じて、現代ではスポーツだけでなく、ビジネス、ゲームなど、あらゆる「最後まで結果が読めない状況」を表す一般的なイディオムとして使われています。

例文で見ていきましょう。

The negotiations went down to the wire, but we finally signed the contract.
「交渉は最後の最後までもつれ込んだが、ついに契約書にサインした。」

We are running down to the wire on this project. Everyone, keep focusing!
「このプロジェクトは本当にギリギリの土壇場にきている。みんな、集中を切らさないでくれ!」

The championship game went down to the wire, with the winning goal scored in the last 10 seconds.
「決勝戦は最後の最後まで結末が分からない大接戦となり、残り10秒で決勝ゴールが決まった。」

The presidential election is going down to the wire. No one can predict the winner yet.
「大統領選挙はデッドヒートを繰り広げている。まだ誰が勝つか誰にも予測できない。」

I managed to submit my university application, but it really came down to the wire.
「なんとか大学の出願書類を出せたけど、本当にギリギリだったよ。」

I was working on my presentation until 4 a.m. It always goes down to the wire with me.
「朝の4時までプレゼンの資料を作ってたんだ。私っていつもギリギリにならないとやらないのよね。」


今回はこの “down‑to‑the‑wire” に nature(性質・特徴) をつけることで、 「その状況や物事が本質的に“ギリギリまで結果がわからないもの”である」 という意味になります。

つまり、down‑to‑the‑wire nature =「最後の最後まで勝敗がわからない性質」「土壇場までわからない展開」「薄氷を踏むような状況」「最後の最後で決まる勝負」といったニュアンスの表現になります。

これも例文で見てみましょう。

The down‑to‑the‑wire nature of the game kept the audience on the edge of their seats.
試合が最後まで勝敗の読めない展開だったので、観客はずっと手に汗を握っていた。」

This project has a down‑to‑the‑wire nature, so we need to stay focused until the very end.
「このプロジェクトは最後の最後までどうなるかわからない性質があるので、終盤まで集中が必要だ。」

The down‑to‑the‑wire nature of the election made the night extremely tense.
「選挙が最後まで接戦だったため、夜は非常に緊張感に満ちていた。」

The down‑to‑the‑wire nature of the competition made it even more exciting.
最後まで勝敗がわからない展開だったので、コンテストはさらに盛り上がった。」


始めはどんな意味になるのか全く想像できませんでしたが、何とか意味を掴むことができました、まぁ”It really came down to the wire.” でしたけどね。

それでは今日の文を訳していきます。

Cape Verde’s wild success against the world champions and the match’s down-to-the-wire nature made fans feel like they were witnessing something special.
「チャンピオン相手に派手にやり合えたこと、また最後の最後までどうなるか分からない試合展開は、何か特別なモノを目撃しているとファンに感じさせた。」

今回のワールドカップはこんな試合が本当に多いですよね、見ててとっても楽しいです。
今夜もこれからハイライトを見ないと!

今日もご覧いただきありがとうございました。
See you tomorrow.

投稿者

らくだ

身の回りにある無料の素材にチョット寄り道。 そこで出逢った「知ってる単語の知らない意味」をTOEICや英会話に生かそうと日々奮闘中! らくだ君の気付きのブログです。

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