こんにちは!日常会話でよく使うシンプルな単語ほど、組み合わさった時に「え、そんな意味になるの!?」と驚かされることってありますよね。

今回ご紹介するのは、形も響きも極めてシンプル、だけど毎日の会話で日常茶飯事(?)に使われているイディオム”cut corners”です。

直訳すると「角(コーナー)をカットする」。一見すると、工作か何かのDIYの話のようですが、実際の英会話では全く違う意味で使われています。ビジネスから日常生活まで、知っておくと絶対に役立つこの表現を、背景にあるニュアンスや具体的な使い方と一緒に深掘りしていきましょう!


このイディオムを見つけたのは、The Mainich・“Japan survey finds ‘canceled cooking’ trend heating up among young people”

既婚女性を対象にした大手食品メーカー・キューピーによる調査で判明したことは、

A style of cooking that avoids using kitchen tools — known as “canceled cooking” — is spreading, 
「キッチン道具を使わずに調理するスタイル”キャンセルクッキング”が広がっている。」

ということでした。
“canceled cooking”?と思った方、記事で例に出されていた調理はこんな感じです。

buying uncooked hamburger patties, frying them in a pan and serving them on a plate, or making pork soup by dissolving miso into retort-pack or frozen pork soup ingredients.
「未調理のハンバーガーパティをフライパンで焼いたり、レトルトや冷凍の豚汁の具材に味噌を溶かしたり。」

共働き世帯が益々増えている社会、簡単調理で効率的に食事を用意する方法を多くの人が求めています。

そしてこうした調査結果から見えたトレンドをキューピーはどう分析しているか?そこに今日の勉強がありました。

Kewpie said it sees this “not as simply cutting corners, but as a positive adjustment for continuing to enjoy cooking.”

では、さっそく調べてみましょう!

“cut corners”「手抜きをする、安易な方法をとる」

DIYでも道路工事の話でもありませんでした。

本来であれば、ルール通りに直角に曲がる(=角をきっちりなぞる)べきところを、「もっと早く目的地に着きたい!」「面倒くさい!」という時、人はどうするでしょうか? そう、角を斜めにショートカット(cut)して、近道(コーナーの内側を突っ切る)をしますよね。
この「本来通るべき正規のルート(手順)をすっ飛ばして、楽な近道を通る」という様子がまさに今日ご紹介する”cut corners” のイメージです。

では実際どのように使われるか例文を見てみましょう!

“If you cut corners now, you’ll have to redo the whole project later.”
「今ここで手順を省いたら、後でプロジェクトを全部やり直す羽目になるぞ。」

The company cut corners to reduce costs, and the product quality suffered.
「コスト削減のために会社が手抜きをした結果、製品の品質が落ちた。」

“I tried to cut corners by fixing the roof myself, but it started leaking again.”
「屋根の修理を自分でやって安く済ませようとしたんだけど、また雨漏りしちゃったよ。」

They cut corners on customer service, and complaints increased.
「顧客対応を手抜きした結果、苦情が増えた。」

“If you cut corners now, you’ll pay for it later.”
「今手抜きをすれば、後で痛い目を見るよ。」

お気づきになりました?
そうです、”cut corners” は基本的には「ネガティブ(批判的)」なニュアンスで使われます。

そしてそこが似たような表現 “take a shortcut” との違いでした。

“If we take a shortcut through the park, we’ll get to the station in five minutes.”
「公園を突っ切る近道を行けば、5分で駅に着くよ。」
“Is there any way to take a shortcut to avoid this traffic jam?”
「この渋滞を避けて、どこか近道できるルートはあるかな?」
“He found a way to take a shortcut in the data entry process, saving us hours of work.”
「彼がデータ入力作業の効率的な近道を見つけてくれたおかげで、何時間もの作業が節約できた。」

ご覧のように “take a shortcut” は「(物理的な)地理の近道」「(比喩的な)物事を早く終わらせるための効率的な近道」という意味。
無駄を省いて賢くショートカットする(ポジティブ・中立)」というニュアンスになります。


では、意味もニュアンスも分かったところで今日の文を訳していきたいと思います。

Kewpie said it sees this “not as simply cutting corners, but as a positive adjustment for continuing to enjoy cooking.”
「this(キッチン道具を使わないこと)をただ手を抜いているというのではなく、これからも料理を楽しむためのポジティブな対応とキューピーはとらえている。」


さてと、ブログも書いたしこれから近所のスーパーに行って”カット野菜”でも買ってサラダを作りたいと思います。コインパーキングを突っ切ると近道なんですよね。”cut corners” じゃないですよ、”take a shortcut” です。

今日もお付き合いいただきありがとうございました。
Don’t forget to come back on Monday.

投稿者

らくだ

身の回りにある無料の素材にチョット寄り道。 そこで出逢った「知ってる単語の知らない意味」をTOEICや英会話に生かそうと日々奮闘中! らくだ君の気付きのブログです。

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