知っているつもりの英単語に、まさかの意味。
今日もまたあの単語のこんな意味に気付くことができました。
さぁ一緒に勉強しませんか?

今日お邪魔しているのは、The Asahi Shimbun・“Hong Kong eateries welcome dogs as city relaxes ban”
ペットフレンドリーな社会を目指す香港政府は、これまでにもフェリーや地下鉄でのペット同伴を許可してきました。しかしこの度さらに一歩前進し、愛犬の飲食店への入店を許可することになりました。

この法制度の変更を受けて、香港でカフェを経営するケルビン・チャンさんは「ドッグ歓迎」のポスターを張っています。インタビューされた彼の言葉に今日の勉強がありました。

Chan doesn’t think the new policy will bring a spike in business, but as a dog owner himself, he hopes that it will cultivate a more pet-friendly society. 

「スパイク」って靴のことじゃないの?

日常会話で「スパイク」と聞くと、サッカーや野球で履く「スパイクシューズ」や、バレーボールの「アタック(スパイク)」が思い浮かびます。

でも「ビジネスのスパイクシューズ」「ビジネスのアタック」じゃ、どちらもピンときません。
ということで今日は “a spike in business” をテーマに深掘りします。

1. ビジネスでの「spike」の意味とは?

結論から言うと、ビジネスやデータ分析における spike(スパイク) は、「(数値などの)急増、急騰、突発的な上昇」 という意味でした。名詞としても動詞としても活躍する単語です。

  • 名詞:急増、急騰、スパイク(グラフ上の突出した値)
  • 動詞:急増する、急騰させる、急激に跳ね上がる

でもここで当然気になりますよね?

なぜ「急増」という意味になるの?

答えは「スパイクの形」が持つイメージにありました。

「スパイク」の根本的なイメージは、「尖った細長いもの(くぎ、トゲ、靴底の突起)」。

これをデータ分析の折れ線グラフでイメージしてみましょう。普段は平坦、あるいは緩やかに推移しているグラフが、ある特定の期間だけ「チクッと針やトゲのように上へ突き出ている形状」。まさにその「突発的に上へ突き出た針のようなグラフの形」こそが「spike」です。単に「増えた」のではなく、「一時的・突発的にドカンと跳ね上がった」というニュアンスが含まれているのが最大の特徴だそうです。

2. よく使われる定番フレーズと例文

いくつか具体例を見てみましょう。

① 売上・需要の急増(a spike in sales / demand)

There was a sudden spike in sales after the product was featured on TV.
「テレビで商品が紹介された後、売上が急増しました。」

We need to prepare for a potential spike in demand during the holidays.
「祝日期間中の需要の急増に備える必要があります。」

② アクセス数・トラフィックの急増(a spike in traffic)

Our website experienced a huge spike in traffic this morning.
「今朝、当社のウェブサイトへのアクセス数が激増しました。」

The server crashed due to an unexpected spike in user activity.
「予想外のユーザーアクティビティの急増により、サーバーがダウンしました。)」

③ 物価・株価・コストの急騰(a spike in prices / costs)

The war caused a sharp spike in oil prices.
「その戦争によって原油価格が急騰しました。」

3. 動詞として使う「spike」

「spike」は動詞としてもよく使われます。自動詞(〜が急増する)としても、他動詞(〜を急増させる)としても機能します。

Interest rates spiked dramatically last month.
「先月、金利が劇的に急騰しました。」

The new promotion spiked our membership.
「新しいプロモーションが会員数を急増させた。」

そこで思ったのは「”伸び、成長” なら “growth” もあるじゃないか」ということです。しかし調べていたら気付かされたのですが、そこには微妙な違いがありました。
違いを感じていただくため “growth” の例文をちょっと見て下さい。

We saw steady growth in sales this quarter.
「今期、売上に安定した成長が見られた。」

The company has shown continuous growth over the past five years.
「その会社は過去5年間にわたり継続的な成長を示している。」

There was significant growth in customer interest.
「顧客の関心に大きな伸びがあった。」

このように比較してみると、「spike」は“一瞬の急激な跳ね上がり”を強調したい時に、「growth」は”持続的で安定した成長”を表したい時に適した表現であることが分かります。

つまり、 spike は「事件」、growth は「傾向」でした。


では “spike” のイメージが頭の中で描けるようになったので今日の文を訳していきます。

Chan doesn’t think the new policy will bring a spike in business, but as a dog owner himself, he hopes that it will cultivate a more pet-friendly society. 
「この新たな政策がビジネス上の急成長をもたらすとは思っていないが、一人のドッグオーナーとして、ペットフレンドリーな社会の更なる醸成に繋がればと願っている。」


明日はこの先を読んでいきます。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
See you tomorrow.

投稿者

らくだ

身の回りにある無料の素材にチョット寄り道。 そこで出逢った「知ってる単語の知らない意味」をTOEICや英会話に生かそうと日々奮闘中! らくだ君の気付きのブログです。

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