
英文を読んでいると知っているつもりだった単語の思わぬ意味に驚かされることがよくあります。
昨日のブログ “stick out:”トゲ”状のものが”out”しています。” の続きで、The Asahi Shimbun・“FamilyMart looks to stand out with new concept stores” を読んでいるときに、まさにそんな表現に出会いました。
さぁ、今日の私はいったい何につまづき、何を学んだのか?
もしよかったら一緒に知識深めてみませんか?
コンビニ大手のファミリーマートが、衣料品を主に扱う新形態の店舗を始めました。
でも、「なぜわざわざ?」
これまでコンビニ業界は便利さを追求し、24時間の営業、ATMの設置、コーヒーや軽食といった商品の提供などを行ってきました。しかし、こうした作戦はコンビニの均一化に繋がってしまいます。
この状況を受けファミリーマートが感じたことに今日の疑問がありました。
They said they needed to take a new approach to have customers pick FamilyMart from among the pack.
(They:ファミリーマートの幹部)
今日目にとまったのは 「pick from among the pack」 です。
「pick(選ぶ)」+「from among(〜の中から)」+「the pack(パック…??)」…。 直訳しようとすると、「お客さんにパック商品の中からファミリーマートを選んでもらう…??」
「なぜここでパック(pack)が出てくるんだろう?」
というわけで、今日は「pick from among the pack」を深掘りします。
調べますので少々お待ちを。
“pick from among the pack” 「ひしめき合うライバルの中から厳選する」
単に「たくさんあるコンビニの中からファミマを選んでもらう」と言いたいだけなら、学校で習う “pick FamilyMart from many convenience stores” や “choose FamilyMart out of all the options” でイイと思うのですが、それなのになぜ、わざわざ 「the pack」 という言葉が選ばれているのでしょうか?
ここは更に “pack” を詳しく調べる必要があるようです。
そもそも “pack” とは?
「pack」と聞くと、私はつい「牛乳パック」や「パック旅行」を思い浮かべますが、英語の 「pack」 にはもともと「(狼などの)動物の群れ」や「(マラソンや自転車レースで)ひしめき合って走る集団(先頭集団・メイン集団)」という意味がありました。
つまり、「牛乳パック」にしろ「群れ」にしろ”pack” のイメージは「ぎゅっと一つにまとめられている」
ただポツンポツンとある選択肢から選ぶのではなく、”「ぎゅっと一つにまとめられている」つまり「強豪ひしめく」中から選ぶ”感じは “pack” がもたらしたものでした。
「pick ~ from among the pack」の使い方と例
では、具体的な使い方を見ていきましょう!
- To get customers to pick our brand from among the pack, we need a strong proposition.(ひしめき合う競合ブランドの中から自社ブランドを選んでもらうには、強力な価値提案が必要だ。)
- Why did they pick you from among the pack?(どうして彼らは大勢の中からあなたを選んだの?)
- The brand’s new model was picked from among the pack for its innovative features. (そのブランドの新モデルは、革新的な機能が評価されて他社製品の中から選ばれた。)
- Her essay was picked from among the pack and published in the magazine. (彼女のエッセイは多数の応募作品の中から選ばれ、雑誌に掲載された。)
慣れてきたところで、今日の文を訳していきます。
They said they needed to take a new approach to have customers pick FamilyMart from among the pack.
「お客さんに『ひしめき合う競合(その他大勢のコンビニ)』の中からファミリーマートを指名買いしてもらうには、新しいアプローチをとる必要があると彼らは語った。」
最初は「パック…??」と困惑しましたが、ニュアンスがつかめれば、なぜこの言葉が使われているのかがわかってきました!
今日からは “pack” を見たり聞いたりしたとき、文字上の訳だけでなく「ぎゅっと詰まった」感を感じとることができそうです。
チョットはネイティブに近づけたかな?
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
Don’t forget to come back on Monday.