
日常にあふれるシンプルな単語。その組み合わせなのに、いざ直訳しようとすると「え、どういう意味…?」と脳内がフリーズしてしまう、そんなことありませんか?
知ってるつもりの単語のあんな意味、こんな使い方、一つ一つハッキリさせては皆さんと共有しているこのブログ。
今日も新たな疑問をクリアーにしていきましょう!
今週は、The Mainichi・“Scientists say don’t forget about plants. Climate change is endangering tens of thousands of species” を読んでいました。
そして前回のブログ “get a good handle on:「いい取っ手」が手に入りました。” では、イディオム “get a good handle on” の意味が分かったと喜んでいたのもつかの間、何とその直後に別の”?”が出てきました。
今日はその”?”を深掘りします。
それでは、改めてその箇所を見ていきましょう。
Dong and her colleagues used numerous biology and climate computer models to examine the potential futures of 18% of the world’s plant species in detail, seeking to get a good handle on what’s in store for all of them.
“what’s in store” 突然の”お店”、一体なんでしょう?調べてまいります。少々お待ちを。
“what’s in store”「これから何が起きるのか、未来に待ち受けていること」
多くの場合、今回の記事でもそうですが、後ろに “for + 人・物” を伴って、”what’s in store for…”(〜に何が待ち受けているか)という形で使われるようです。
「お店」という意味で考えてしまうと、なぜこれが「未来の出来事」になるのか不思議ですよね。
このイディオムを理解するカギは、“in store” という短いカタマリ、そして “store” そのものの捉え方にありました。
もともと “store” は「蓄え」という単語で、「お店」という訳も実は「商品が蓄えられているところ」から生まれたモノでした。
そして、”in store” とすることで、「蓄えられた状態にある」「蓄えられて」「準備されて」という意味を持つ表現が出来上がります。
言うなれば、商人が、売り出すための商品を、お店の倉庫に「蓄えて(in store)」出荷に備えている状態です。
これが時代を経て、比喩的に使われるようになりました。
「運命や未来が、これから起こる出来事を(良いことも悪いことも)倉庫に準備している」
ここから、「(未来に)待ち受けている」という意味に発展したのでした。
シチュエーション別・使える英語フレーズ
この表現はユーティリティで、「ポジティブな未来」にも「ネガティブな未来」にも、あるいは「予測不能な未来」にもすべて使えます。
いくつかのシチュエーション別に、実際の使い方を見てみましょう。
① ワクワクする!「良いこと」が待っているとき
I’m so excited to see what’s in store for us!
「私たちにどんな未来が待ち受けているのか、すごく楽しみ!」
You never know what’s in store. Something amazing might happen.
「何が起こるかわからないよ。素晴らしいことが起きるかもしれない。」
② ちょっと不安…「ネガティブなこと」が待っているとき
No one knows what’s in store for the main character in the next season.
「次のシーズンで、主人公にどんな運命が待ち受けているのかは誰も知らない。」
I’m a bit worried about what’s in store for the company.
「会社にどんな未来が待っているのか少し心配だ。」
③ 人生何が起こるか分からない「未来の不確実さ」を語るとき
I wonder what’s in store after graduation.
「卒業後にどんな未来が待っているんだろう。」
Let’s see what’s in store next.
「次に何が起こるか見てみよう。」
4. 似ている表現との違い(”What will happen” と何が違う?)
「未来に何が起こるか」といえば、“what will happen” が思い浮かびます。確かに意味としてはほぼ同じですが、誰もがすぐに思い出す表現だからこそ、それはごくごく”普段着”の言い方であり、いたってニュートラルな響きになります。
しかし、例えば、見ていたドラマの次回予告の最後に”Let’s see what’s in store for them.”と聞こえてきたら、どうです?「これから彼らにどんな運命が襲いかかるのか…!」一気にハラハラ感が増し、ドラマチックになってきた感じがしませんか?
では、今日の文、いや、昨日からの文を訳していきます。
「Dong と彼女の研究チームは、生物学と気象学の様々なコンピュータモデルを駆使し、地球上の約18%の植物の未来の可能性を調べた。彼女たちが深く理解しようとしているのは、それら植物を待ち構えている未来だった。」
これでこの記事の勉強はおしまい。
明日はまた別のモノを深掘りしましょう!
「何を掘り下げるかだって?」
You never know what’s in store for us tomorrow.
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
See you tomorrow.