
時々私のYouTubeの画面に映画の予告が出てきます。
リスニングの練習と思い、聴くようにしていますが、難しいのも多いですね。
先日もあるミステリーサスペンス映画が出てきて、いつもの様に見初めました。
とある家具店の店主クラークが、ある日店内の壁に細い隙間を見つけます。偶然その隙間の向こうに迷い込んでしまったクラークは、壁の向こうにいくつもの黄色い部屋が果てしなく続いていることに気付きました。
「一体何のための空間なのか?」そして「その先には何があるのか?」
それでは、映画 “backrooms” の予告編をご覧ください。
いかがでした?
とっても気になるけど、なんだかとっても怖そうですね。
見てみたいけど、心臓バクバクしそうで見れるかな...?
ともあれ話を勉強に戻すと、今日私が気になったのは、
開始1’07付近
そのことをセラピストに打ち明けるますが”空間”の話はなかなか信じてもらえません。そこでクラークは証拠を持ってくるために店の従業員と共に”空間”に戻ります。
“What is this?”「ここは何?」という問いに対するクラークの応えに今日の勉強がありました。
That’s what I’m to trying to figur out. I’ve been here every night since I found the place and I still barely scratched the surface.
“scratch” って「削ると当たりが出てきたりする」あの「削る」ですよね。
いきなり「表面を削る」ってどういう意味?
ということで、今日は “scratch the surface” を深掘りします。
“barely scratch the surface”「ごく一部を扱っただけ、ほんの少ししかわかっていない」
まず調べて分かったことは、今回のクラークのセリフのように、使われる時は “barely”, “only”, “just”, “hardly” など「ほんの僅か」といった意味合いの語と一緒に使うということでした。
では、なぜ「削る」が上のような意味になるのでしょうか?
この “scratch the surface” というフレーズが持つビジュアル・イメージを確認しましょう。
目の前にある大きな物体
- 爪や小さな道具で表面を「カリッ」と 引っかいた(scratch) だけでは、表面(surface)に小さな傷やマークがつく程度ですよね。
- その物体の中身や内部の全貌、奥底にある本質には、まったく到達していません。
- 否定形(barely, hardly, don’t)と一緒に使われることで、「表面を少し引っかいたくらいで、全体から見ればゼロに等しい/まだまだこれからだ」 という情景が生まれます。
英語の “scratch the surface” は、まさにこの「巨大な対象に対して、まだごく一部・上っ面に手をつけた段階に過ぎない」 という状態を表現した比喩なのでした!
「ほんの端緒についたばかり」「上っ面を撫でた程度」「かじった程度」「ほんの始まりに過ぎない」 なんて訳もいいかもしれませんね。
シチュエーション別!「scratch the surface」の使い方と例文
具体的シチュエーション別に使い方を見ていきましょう!
① 学問・探求・趣味:「まだまだ奥が深い・学び始めに過ぎない」
- 例文 1:I’ve been studying Japanese history for three years, but I feel like I’ve only scratched the surface.「日本史を3年間勉強してきたが、まだほんの入り口(上っ面)をかじった程度だと感じている。」
- 例文 2:There is so much data available; our team has barely scratched the surface of what it can tell us.「利用できるデータが膨大にあり、私たちのチームはそのデータが示してくれる可能性のほんの一部にしか触れられていない。」
- 例文 3:Two days in Tokyo only let us scratch the surface of the city. 「東京を 2 日で回っただけでは、街の ほんの一部しか見られなかった。」
② 問題解決・ビジネス:「課題の本質・全体像はもっと巨大だ」
表面化している問題の背後に、さらに根深い課題や巨大なポテンシャルが隠されている場面です。
- 例文 4:This report is helpful, but it only scratches the surface of the economic crisis.「この報告書は役に立つが、経済危機のごく表面的な部分を撫でているだけに過ぎない。」
- 例文 5:We have a lot of potential customers overseas; we’ve barely scratched the surface of the European market.「海外にはまだ多くの見込み客がいる。私たちはヨーロッパ市場のほんの端っこに手をつけているだけだ。」
③ 人間関係・人物:「知れば知るほど新しい顔がある」
一見シンプルに見える人物が、実は非常に多様な魅力や経験を持っていると気づく場面です。
- 例文 6:The more I talk to her, the more I realize I’ve barely scratched the surface of her talent.「彼女と話せば話すほど、彼女の才能のほんの一部しか知らなかったことに気づかされる。」
“scratch the surface” の表面を超え、奥まで見れたところで今日の文を訳していきます。
That’s what I’m to trying to figur out. I’ve been here every night since I found the place and I still barely scratched the surface.
「それこそが僕が突き止めようとしていることなんだ。この場所を見つけてから毎晩通っているけれど、まだほんの少ししかわかっていない。」
この予告編も本編を “barely scratched the surface” しただけ。
公開は9月4日金曜日
あなたは”壁”の向こうに行く勇気がありますか?
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
See you tomorrow.