英語の勉強をやっていると、たまに「知っているはずの単語」が予想もしない顔をして目の前に立ちはだかることがありますよね。

今回のターゲットは、超基本単語の “sport” です。


栃木県足利市に住むオザワさんの自宅の作業場には、プラモデルを精巧にそして美しく仕上げるための塗料、工具、パソコンに3Dプリンターなどが整然と並んでいます。

今日お邪魔するのは The Asahi Shimbun・“Retiree immersed in new life as professional plastic modeler” です。

その作業場の中に今日の”?”がありました。

In one corner of the room is a plastic model of a fighter plane he just finished.
Measuring 50 centimeters long, the miniature aircraft sports an impressive camouflage paint job with even more details within. Turned over, the model reveals a body densely packed with intricate wiring and other components.

「部屋の片隅には作ったばかりの戦闘機のプラモデル。長さ50センチの戦闘機が...」

“sport” は動詞ようです。「スポーツしている……? 運動してるの?」
きっとそんなことはないでしょう!

「これは間違いなく、私の知らない“sport”の裏の顔がある……!」

今日のターゲットは決まりました。
では調査に行ってきます

“sport” (動詞):(服や装飾品などを)誇らしげに着る、身につける、(目立つ特徴を)気取って見せる

……えっ、「誇らしげに着る」!? と、お思いでしょうが、
そうなんです。“sport” には「(目立つ服、アクセサリー、髭、髪型などを)誇らしげに身につけている」「これよさそうでしょ?と誇らしげに見せびらかしている」という意味があったのです!

なるほど……! 記事の中の飛行機はジムで汗を流していたのではなく、「どう? この迷彩塗装、格好いいでしょ!」とドヤ顔でアピールしていたのです。

日常にあふれる“sport”のドヤ顔アピール

この「誇らしげに着る・見せる」という“sport”、実は洋服や乗り物だけでなく、日常のさまざまな場面で使われていました。いくつか例文を見てみましょう。

例文1:ドヤ顔のファッション編

“He was sporting a brand-new leather jacket at the party.” (彼はパーティーで、新品のレザージャケットを誇らしげに着ていた。)

例文2:身体的特徴(ひげ・髪型)編

“My uncle suddenly showed up sporting a thick handlebar mustache.” (叔父さんは突然、見事なカイゼル髭を誇らしげに蓄えて現れた。)

例文3:乗り物・ガジェット編

“The robot sports LED eyes that blink dramatically.” (そのロボットはドラマチックに点滅するLEDの目を誇らしげに備えている。)

なぜ「運動」が「自慢げに着る」になるのか?

でもここで疑問が湧きますね。 「運動すること(スポーツ)」と「誇らしげに着ること」、一見まったく関係なさそうに見えますけど、そこには何か繋がりがあるの?

実は、英語の “sport” はもともと “disport”(気晴らしをする、楽しむ)という単語から来ているそうで、

  • dis-(離れて)+ port(運ぶ)=仕事や義務から心を離して「楽しむ」

これが変化して「娯楽・スポーツ」になったのですが、「人を楽しませる」というニュアンスから、「人目を引くものを楽しんで身につける」「目立って楽しむ」⇒「見せびらかす」という動詞の意味へ派生していったそうです。

「運動」と「オシャレなドヤ顔」は、どちらも「人生を楽しむ(気晴らしをする)」という同じ根っこから生えていたんですね。語源の世界、奥が深すぎる……!

wearとの違いをマスターしよう

普段「身につける」と言えば “wear”“have” を使いがちですが、今回覚えた “sport” とはどう使い分ければいいのでしょうか? 簡単に整理してみました。

  • wear:単に「着ている」「身につけている」という事実を伝えるニュアンス。(無味乾燥でニュートラル)
  • sport:目立つ服、髭、塗装などを「誇らしげに」「自慢げに」「見せつけるように」身につけているニュアンス。(感情やニュアンスがプラスされる!)

例えば、こんな感じです。

  • “She is wearing sunglasses.” (彼女はサングラスをかけている。)※ただの事実。
  • “She is sporting stylish oversized sunglasses.” (彼女はスタイリッシュなオーバーサイズサングラスをキメている。)※ドヤ感とオシャレ感がUP!

ついさっきまでは “sport” という単語には「爽やかさ」を感じていましたが、今では「ドヤ感」も感じれるまでになりました。では今日の文をあらためて訳していきます。

Measuring 50 centimeters long, the miniature aircraft sports an impressive camouflage paint job with even more details within.

「そのミニチュア飛行機は、見事な迷彩塗装を“誇らしげにまとって”おり、内部にはさらに細かいディテールが施されている。」

この記事は明日も読んでいきます。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
See you tomorrow.

投稿者

らくだ

身の回りにある無料の素材にチョット寄り道。 そこで出逢った「知ってる単語の知らない意味」をTOEICや英会話に生かそうと日々奮闘中! らくだ君の気付きのブログです。

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