
昨日のブログ “sport:「着る」という意味、でもタダの「着る」じゃない” から、新し記事を読み始めました。
The Asahi Shimbun・“Retiree immersed in new life as professional plastic modeler” でした。
栃木県足利市の住むオザワさんは、自宅の作業場でプラモデルの制作に没頭しています。なんと一日10時間!
さぞかし完成品がたくさん飾られているのだろうと思いきや、限られた数しかありません。
それもそのはず、全て人から依頼されたモノ。つまり、お仕事で作っているのでした。
とは言ってもほぼほぼボランティア価格。
その後記事ではオザワさんの半生を振り返ります。
名古屋で就職し秋田の転勤しそこで結婚、そして妻の実家の家業を引き継ぎますが倒産、その後就いた仕事で縁もゆかりもない足利にやってきました。
そしてその頃のオザワさんの生活の様子に今日の勉強がありました。
Subsequently, Ozawa moved from one nonregular job to another, such as serving as a salesperson for a major electronics retailer and working at a call center.
「その後、小沢は大手家電量販店の販売員やコールセンター勤務など、非正規の仕事を転々とした。」
His take-home pay totaled less than 300,000 yen per month with no bonuses.
“take-home pay”?
新しいアプリ決済か何かでしょうか? まぁそんな訳はないですよね。
「お持ち帰りの支払い」? これでもピンときません。
どうやら今日のターゲットが決まったようです。
では、調べてまいります。
take-home pay【名詞】 (税金や社会保険料などを差し引いた)手取り給料、実質賃金
……あ、普通に「手取り」だったわ。
なんだよ!!「持ち帰り」ってそういう意味かよ!
「家に持ち帰れるお金」=「手取り」。 なるほど、めちゃくちゃ直感的じゃないですか!
調べていると、“take-home pay”以外の、給料にまつわる表現を見つけました。 せっかくなので、日常で使える(?)例文と一緒にいくつかご紹介しましょう。
1. Gross pay(額面給与) vs Take-home pay(手取り給与)
「額面(総支給額)」は英語で gross pay と言います。“gross”には「全体の」「総計の」という意味のほかに「気持ち悪い」という意味もありますが、税金を引かれる前の金額を見て「うわっ、こんなにもらえるの(歓喜)!……あ、でもここから引かれるのか(絶望)」という意味では、確かに精神的に“gross(気持ち悪い/胸くそ悪い)”と言えなくもありません。
例文1: “My gross pay looks amazing on paper, but my take-home pay makes me want to cry.” (紙の上の額面給与は最高に見えるのに、手取り額を見ると泣きたくなってくる。)
2. Paycheck to paycheck(ギリギリの生活)
手取り(take-home pay)が少ないとどうなるか。当然、次の給料日までカツカツの生活を送ることになります。この「給料日から次の給料日までなんとか生き延びている状態」を英語ではこう言います。
例文2: “With this take-home pay, I’m living paycheck to paycheck.” (この手取りじゃ、毎月ギリギリの生活だよ。)
3. Net pay(純手取り額)
ちなみに、“take-home pay”とほぼ同じ意味で、もっとフォーマルな書類(給与明細など)によく使われるのが net pay です。 “net”と言えば「網」ですが、これは全く関係ないそうです。
例文3: “The company raised the base salary, but my net pay barely changed.”(会社は基本給を上げたが、手取りはほとんど変わらなかった。)
冒頭の一文を改めて味わってみる
さて、知識が深まったところで、最初のあの一文に戻ってみましょう。
“His take-home pay totaled less than 300,000 yen per month with no bonuses.”
「彼の毎月の手取りはボーナスなしで30万円未満だった。」
……うん、めちゃくちゃスッキリ理解できました!!
「私の毎月の take-home pay は、...」
おっと、危ない!
みなさんも、今月の給料明細を受け取った際は、ぜひ心の中で英作文してみてください。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
See you tomorrow.